Pythonで、シングルクォーテーション(’ ‘)とダブルクォーテーション(” “)をどう使い分ければいいかは初心者的には、結構悩みの種ではないでしょうか。
サンプルコードを見ても、ある時はシングルクォーテーション、ある時はダブルクォーテーションで書かれているので、何か基準があるのではと考えてしまいますね。

この記事は以下のような人におすすめ。
- シングルクォーテーションとダブルクリックを違いを知りたい。
- 二つの使い分け方法を知りたい
シングルクォーテーションとダブルクォーテーションの違い
基本的に、シングルクォーテションとダブルクォーテーションに意味の違いはなく、どちらも文字列を定義するために使用します。
Pythonでは数学の や
と同じように、変数を扱うので、それらと文字列を区別するときに、シングルクォーテションまたはダブルクォーテーションで文字列を定義して使います。
注意点としては、シングルとダブルを混同しないことが重要ですね。
例えば、
'Python を勉強します"
と書いてしまうとエラーが出るので、シングルで始めたらシングルで終わる、ダブルの場合も同様です。
また、できればクォーテションの使用に一貫性を持たせるほうがいいでしょう。
例えば、一つの記述の中で複数の引用符を用いる場合「’月内中央値’」だけをシングルにしていますが、そろえたほうが記述的にすっきりできますね。
customer_clustering.columns = ["月内平均値", '月内中央値', "月内最大値", "月内最小値", "会員期間", "cluster"]
これはできればでいいですが、シングルとダブルクォーテーションの違いを以下のように考えて規則づけられればいいですね。
The English word “science” comes from the Latin scientia, meaning ‘knowledge’.
上記の文でscience は文字列として定義されていますが、knowledgeはその文字列(science) の意味として定義されています。
できれば以上のような一貫性をもって、記述できればいいですね。
文字列同士の連結
文字列が定義できれば、文字同士を連結することも可能です。
例えば下記の例。
a_word = "でもね" a_word = a_word + "やっぱり最高" a_word 'でもねやっぱり最高'
「a_word」をまず文字列「でもね」として定義し、それに「やっぱり最高」という言葉を連結します。
結果は「’でもねやっぱり最高’」としてかえって来ました。
面白いなと思ったのが、文字列の定義はダブルクォーテーションでやっていますが、それから生まれた文はシングルでかえってくるということですね。
例えば、これをシングルで定義すると、やはりシングルでかえってきます。
a_word = 'でもね' a_word = a_word + 'やっぱり最高' a_word 'でもねやっぱり最高'
複合演算子で文字列連結を簡素化
文字列と文字列の連結をより簡単にするために使えるのが、複合演算子ですね。
複合演算子は、演算と代入という二つの処理機能を持っています。
Pythonで使う複合演算子は、以下の4っつ。
- += 足し算連結をして、代入する。
- -= 引き算をして代入する。
- *= 掛け算をして代入する。
- /= 割り算をして代入する。
そして文字列で使えるのは「+=」 ですね。
例として、
a_word = "でもね" a_word += "やっぱり最高" a_word 'でもねやっぱり最高'
というわけで、python でよく使うシングルとダブルクォーテションの使い方メモでした。


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